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こんにちは。朝日新聞の書評で「星守る犬」を知って即、購入しました。
それが8月4日。仕事から戻った夜、本を開いた最初のページ「おとうさん...」で
もう涙。次の見開きページですでに号泣。冒頭で、このストーリーの行き着くところが
わかってしまうゆえ、その間に起こるであろう出来事に想いはめぐり、もう頭は
一杯、瞳は涙でいっぱい。。
これから読もうとされてらっしゃる方は、絶対に夜、読まないほうがいいですよ。
もう声あげて泣いちゃいますから。ベッドに入っても眠れません。ハッピーの
一途な、まっすぐな心を映した瞳が、ずっとずっと離れませんから。
みなさんがおっしゃるとおり、ハッピーとお父さんはとっても幸せだったと思います。
旅の道中、お父さんがハッピーを見守る姿や、ハッピーに声をかけるところ、
「へんに幸せだぞ」などなど、こんなふうに強い絆で結ばれている二人(?)は
周りがどう見ようと、哀れもうと、さげすもうと、絶対幸福だったと思うのです。
許せないと思ったのは、(よく現実であることでしょうが、)拾ってきておきながら
荒れた青年期を向かえ、ハッピーに振り向かなくなったみくちゃん。
そして何より、持病持ちで仕事ができなくなったお父さんに、「ささえることが
できない」といった理由で離婚をつきつけ、財産分与まで要求して、ハッピーと
お父さんを捨てたお母さん。病人を、野垂れ死にしても構わないとでもいいたげな
状況で突き放しておきながら、介護の勉強をして資格をとろうなんて、個人的に
そんな人に介護士のような清い仕事をしてもらいたくない、と思いました。
ハッピーの献身的でさえある愛を一身に受けたお父さん、最期に、いい人生だったと
思えたことでしょう。人がみな、こういう気持ちで最期を迎えたいと思ってると
思います。
でもね、やっぱり思うんですよ。飼い主は、飼い犬より先に死んじゃあいけないって。
お父さんは眠っているだけ、早く起きてきて、と思いながら、ただ一頭でがんばって
生きていたハッピー。一年の四季を短いページに描かれていましたが、十二分にハッピーの
けなげさ、強さ、やさしさ、お父さんへの愛情が伝わってきて、号泣でした。
飼い犬より先に死ぬことがわかっているなら、ハッピーの行く先を決めてあげれば
よかったかも、と一瞬思いましたが、やっぱりハッピーは最期までお父さんと
いたいですよね。それにお父さんは、自分が死んだあとは、誰に束縛されることもなく、
自由にハッピー自身のために生きてくれ、と願って、車のドアを開けたのかも
知れませんね。
長くなって申し訳ありません。
どなたかが書いてらっしゃいましたし、ダヴィンチの書評にもありましたが、
続編の日輪草、描いていただいて本当に感謝しています。あのストーリーで、
ずいぶん気持ちが楽になりました。家族や社会に捨てられ(自分から見切った?)、
ハッピーとだけ、最期を生きたお父さんに、過去に飼い犬のことでずっと悔いを抱いて
いる奥津さんが二人を慮ってくれたこと、やっぱり涙なくして読めませんでした。
そして翌年から、ハッピーとお父さんが生きたあの場所は、輝くばかりの
向日葵が咲き誇る。。
「HACHI約束の犬」の映画といい、そしてなにより実在したハチ公といい、
犬から学ぶことって、たくさんあるように思います。
最後に、「星守る犬」を毎晩読んでなくことが日課となってしまっていますが、
こんな素敵な作品を描いてくださって、世に送り出してくださったことに
本当に感謝しています。ありがとうございました。
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