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小中学校の新学習指導要領が新しく告示されたやうですが、「君が代を歌えるよう指導する」と明記されたやうですね。
恐らく「歌へる様に」とは「何らかの式で歌ふ事をためらふ事が無い様に、自ら進んで歌ふやう思想教育する」といふ意味なのでせう。大変恐ろしい事です。
産經新聞は事ある毎に「入学式・卒業式に國歌を歌ふのは当然の事だ」と連呼してゐますが、本当に「当然」なのでせうか。
学校はあくまで学生が学ぶ為にある(学ぶ権利を行使する為にある、とも云ひかへられますね)もので、國家政府の為にあるものではありません。
ですから当然、入学式や卒業式も國家政府のものでは無く、学校自身(学生も含む)の為のものでしか無いはずですね。
それなのに政府がいちいち式の段取りを命令するのはをかしな話ですね。
これは公立学校でも同じはずで、國民(学生)が学習といふ目的の為に公的施設を訪れてゐるにすぎないはずなのですが。
市役所に住民票を取りに行く度、入る時と出る時に國歌斉唱を義務づけられてゐたとしたら、どれだけシュールで異様な光景だらうかと思ひます。当然学校の入学式・卒業式でこんな事を命令されるのも、同じくらゐシュールで異様な光景であると言へます。
國民たるもの、國を好きになるのが当たり前である。と云ふ論自体は、あながち的外れでも無いですが、國民が國を好きになれない場合、あくまで國民に好かれない國を築いてゐる側に問題があるのであって、國民に責任を求め、あまつさへ暴力で強制するのは甚だ筋違ひであると言はざるを得ません。
(それに加へて、見事に大和の象徴でしか無い日の丸や、天皇しか褒め讃へない君が代は、國旗・國歌と呼ぶに値しないといふ事情もあります……)
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